野菜箱会社リバーフォード、利益急落にもかかわらず創業者への配当を倍増

新型コロナウイルスブームの影響でオーガニック食品への需要は続いているが、インフレとコスト上昇が利益を圧迫していると同社は警告

有機野菜箱会社リバーフォードは昨年、利益が激減したにもかかわらず、創業者ガイ・シン・ワトソン氏への配当を2倍の85万ポンドに増額し、従業員の賞与も3倍の240万ポンドに増額した。

2022年4月30日までの1年間の売上高は1%増の1億1,080万ポンドとなり、パンデミックブームの頂点に立つことに成功した。 しかし同社は、利益が56％減の520万ポンドとなったことを受け、今年と来年の取引状況とコスト圧力は36年間の歴史の中で最悪となる可能性があると述べた。

有機野菜の箱を20万世帯に配達しているリバーフォードは、実質生活賃金の認定を受けた雇用主となるためのマーケティング費用の増加と昇給、および完全に家庭で堆肥化可能な包装への移行により利益が打撃を受けたと述べた。 同社は、新しいパッケージによりコストが70万ポンド増加したと述べた。

シン・ワトソン氏は会社の23％を所有し、残りは利益分配を通じて従業員に支払いを行う従業員信託が所有している。 同氏は2021年に42万ポンド、昨年は85万ポンドの配当を受け取り、信託はさらに彼の株の3％として62万4,000ポンドも支払った。 従業員トラストは当初、2018年に事業の75％を買収した。

従業員は利益の240万ポンドを受け取り、同社によれば、これは前年に支払われた額の3倍だったが、より多くの従業員に分配されたという。

「私たちは新型コロナウイルスから抜け出し、不安定な世界に入りました」とマネージングディレクターのロブ・ハワード氏は報告書の中で述べた。 「Brexitの完全な影響はいまだ不明で、世界はひどい新型コロナウイルスの二日酔いに悩まされており、ヨーロッパでは戦争が起きています。 これらすべてが、ビジネスにとって不安定な状況を生み出し、消費者にとっては生活費の危機を引き起こしています。

「今後数年間は、控えめに言っても予測不可能な状況になるだろう。 実際、今後 2 年間の取引状況とコスト圧力は、当社の歴史の中で最悪の状況になる可能性があると考えています。」

リバーフォード氏は、パンデミックによる規制の真っ最中に多くの店舗が閉店を余儀なくされ、スーパーマーケットも中小企業も同様に宅配事業に投資してきたため、さらなる競争に直面していると述べた。

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しかし同社は、より多くの買い物客が「地球と人類が直面している問題の悪化」に寄与しない方法での支出を望むだろうと予測し、「私たちの未来は明るい」と述べた。

同社は、2025年までに配達用バンを100％電気で使用することを目指しており、今年だけでもその割合は10％から70％に上昇し、電力事業を支援するために4拠点の太陽光パネル容量を2倍の810KWに増やす予定だ。

リバーフォードはまた、ナッツ果樹園と家畜の混合など、さまざまな種類の農業を実験しており、今年はすでに植えられている 1,600 本に加えてさらに 5,000 本の木を植える計画もある。 リバーフォード氏は「友人の農家と協力して、英国が将来、将来に向けてどのように農業を行うべきかについての青写真を打ち出したい」と述べた。

この記事の見出しと最初の段落は2023年1月25日に修正され、85万ポンドの支払いは従業員ではなく創業者に支払われたことが明確になった。